東進ハイスクール・東進衛星予備校やスタディサプリなど、映像授業は大学受験において今や欠かせない存在となりました。

しかし、元東進校舎長として声を大にして言いたいことがあります。

映像授業は「見るだけ」では偏差値は絶対に伸びません。

実際、数百人の受験生を見てきましたが、伸びない生徒には必ず“共通の原因”があります。 逆に、正しく使えば偏差値は劇的に伸び、志望校合格の最短ルートになります。

この記事では、

  • 映像授業で偏差値が伸びない5つの原因
  • 志望校に合格するための正しい映像授業の使い方
  • 東進・スタサプの活かし方の違い

を元校舎長目線で徹底的に解説します。


【結論】映像授業は「受ける」サービスではなく「使いこなす」サービス

東進でもスタサプでも、共通する真実があります。

授業を見ただけの生徒は伸びない。
授業を“使い倒した”生徒だけが伸びる。

成績を上げるのは授業ではなく、 「復習・演習・管理」の仕組みです。

では、伸びない原因から順に深掘りします。


偏差値が伸びない原因① 「授業を受ける=勉強だと思っている」

もっとも多いのがこの勘違い。

映像授業はあくまで知識インプットの入口であり、 本当の勉強はその後に始まります。

授業だけでは伸びない理由

  • 理解したつもりになってしまう
  • 手を動かしていないので定着しない
  • 演習不足で本番に対応できない

元校舎長として何度も見てきましたが、「授業だけ毎日見る生徒」は例外なく伸びません。

授業1:演習3 が基本バランスです。


偏差値が伸びない原因② 復習の設計がない(復習の量が足りない)

復習は「やるかどうか」ではなく、「どう設計するか」です。

多くの受験生は、

  • 復習のタイミングが適当
  • 復習方法が自己流
  • 覚えたかチェックしていない

これでは効率が悪すぎます。

復習は“最初の24時間以内”が最重要。

正しい復習の黄金ルール

  • 授業当日に1回復習
  • 翌日に軽く見直し
  • 1週間後にもう一度チェック

この3回サイクルを回せている生徒は、偏差値が確実に上がります。


偏差値が伸びない原因③ 映像授業を「見るだけ」で終わっている

映像授業は便利な反面、 受け身学習になりやすいという大きなリスクがあります。

見て終わりになりがちな行動

  • ノートをひたすら書き写す
  • 分かった気になって停止ボタンを押す
  • 演習しないまま次の授業へ進む

この習慣は偏差値を“確実に下げます”。

正しい「見た後」の行動

  • 授業後すぐ教材で問題演習
  • 講座の内容を自分の言葉でまとめる
  • 翌日に解き直しをする

映像授業は「理解」まで。 「定着」「応用」は演習でしか身につきません。


偏差値が伸びない原因④ 計画が無い(または破綻している)

映像授業は便利すぎるがゆえに、 無計画で進めるとすぐに破綻します。

例えば、

  • 数学は今週3コマ、来週1コマ、翌週0コマ → リズム崩壊
  • 講座を詰め込みすぎて消化不良
  • 受験日から逆算できていない

これらは偏差値が上がらない典型例です。

プロが使う計画の作り方

① 受験日 → ② 科目ごとの必要量 → ③ 1週間の学習配分 → ④ 1日の具体メニュー

この順番で作れば、一切ブレません。

反対に、この設計ができていない生徒は伸びにくいのです。


偏差値が伸びない原因⑤ 「講座の順番」が間違っている

映像授業の正しい順番を知らずに進めてしまい、 難しい講座から手を出して挫折する受験生が非常に多いです。

ありがちな失敗例

  • 基礎が弱いのにハイレベル講座を受ける
  • 講座のレベルを適当に選ぶ
  • 受験科目全体のバランスが悪くなる

正しい順番=「基礎 → 標準 → 応用 → 過去問」

東進でもスタサプでも、この流れは不変です。


志望校に合格するための「正しい映像授業の使い方」

伸びる生徒には明確な共通点があります。それは、 授業を中心にせず、“学習サイクル”を中心に置いていること。

正しい学習サイクル(黄金フロー)

① 予習(5分〜15分)
② 映像授業(インプット)
③ すぐに問題演習(アウトプット)
④ 翌日・1週間後に復習
⑤ 定期的にテストで定着確認

特に大事なのは③と④。

授業後すぐに演習をしないと内容は90%忘れます。

翌日・1週間後に復習しないと、残りの10%も消えます。


東進を使うべきタイプ/スタサプを使うべきタイプ

■ 東進が最適なタイプ

  • 管理が必要・サボり癖がある
  • 難関大志望(東大・京大・医学部など)
  • 添削や記述対策が必要
  • 競争環境が欲しい

■ スタサプが最適なタイプ

  • 自走できるタイプ
  • 部活で忙しく、自由度が欲しい
  • 基礎〜標準レベルの底上げが必要
  • コスパ重視

重要なのはサービスの優劣ではなく、 “自分に合っているかどうか”。


【最後の結論】映像授業は“武器”。正しい使い方を知れば偏差値は必ず上がる

この記事で紹介した偏差値が伸びない原因5つは、どれも「意識すればすぐ改善できる」ものです。

映像授業は見るだけで伸びる魔法ではない。
しかし、正しく使えば最強の逆転ツールになる。

伸びる生徒に共通するのは、

  • 授業後すぐに演習
  • 翌日&1週間後の復習
  • 正しい講座順序
  • 学習計画に従って進める

これだけで偏差値は確実に上がります。

そして何より大切なのは、 自分の学習タイプに合ったサービスを選ぶこと。

東進でもスタサプでも、 正しく使えば志望校合格は確実に近づきます。


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