高校に入ると、数学の相談内容は一気に変わります。
- 「公式は覚えたのに、問題になるとまったく太刀打ちできない」
- 「そもそも数学Ⅰの内容が頭に入ってこない」
- 「授業のスピードについていけず、いつの間にか置いていかれた気がする」
映像授業ナビの運営者として、そして元東進校舎長として多くの高校生を見てきましたが、
こうした悩みを抱える生徒は本当に多いです。
そんなとき、先取り学習・基礎の立て直しに使いやすい映像講座として紹介しているのが、
スタディサプリ『ベーシックレベル数学Ⅰ』。
理由はとてもシンプルで、
数学Ⅰの“土台からの理解”を、映像授業ベースで積み上げやすい構成になっているから。
数学Ⅰの基礎が固まっている生徒は、高2・高3に入ってから伸び方が明らかに違います。
この記事では、ベーシック数学の内容や特徴をもとに、
- どんな生徒に向いているか
- どういう使い方をすると効果が出やすいか
を、映像授業ナビの視点から解説していきます。

ベーシックレベル数学は「先取り+弱点補強」の両方に使える
● 特徴① 数学Ⅰの用語・公式を“意味から”理解させる構成
ベーシック数学では、公式や用語を単に覚えさせるのではなく、
- どういう考え方からその公式が出てくるのか
- どのタイプの問題でその公式を使うのか
- 解く前に何を整理しておくべきか
といった背景の部分をかなり丁寧に説明してくれます。
「とりあえず公式を当てはめる」だけの勉強から、
「なぜこの手順で解くのか」を理解した上で式を立てる勉強
に変えてくれるのが、この講座の一番のポイントです。
● 特徴② 中学数学が怪しくても置いていかれにくい
テキストの前書きでも触れられている通り、講義の中では「算数・中学数学で習った内容を振り返りつつ、高校の内容へ橋渡ししていく」というスタイルがとられています。
- いきなり難しい応用問題からスタートしない
- “本当に大事な操作”を一つずつ確認してくれる
ので、
「中学の計算から不安です…」という生徒でも入りやすい構成です。
● 特徴③ 予習なしで動画から入れる
「スタサプは自分でガンガン進めないといけない」というイメージを持つ人もいますが、少なくともベーシック数学に関しては予習ゼロで動画から入ってOKです。
テキストは、
- 要点整理
- Point Pickup
- 講義問題
がセットになっていて、動画を見ながら書き込むことで完成していくタイプ。
「教科書を読んでからでないと授業が分からない」という負担が少ないので、
映像授業初心者にも扱いやすい講座です。
なぜ数学Ⅰの基礎が大事なのか?【カリキュラム全体との関係】
元東進校舎長の立場から一番強く伝えたいのは、
数学Ⅰを“ちゃんと理解しているかどうか”で、その後の数学の伸び方が決まる
という事実です。
数学Ⅰでは、
- 展開・因数分解
- 二次関数
- 集合と論理
- データの分析
- 三角比
などを扱いますが、これらはすべて
数学Ⅱ・数学B・数学Ⅲの「前提知識」
になります。
- 因数分解があいまい ⇒ 微分積分でいきなり詰まる
- 二次関数が弱い ⇒ 三角関数・指数対数のグラフにも苦手意識が残る
というように、数学Ⅰの穴は後の単元で必ず表面化します。
逆に、ここを早い段階で立て直しておくと、
- 高2〜高3で新しい分野に入ったときの理解スピードが速い
- 応用問題に取り組む余裕ができる
といったメリットが出てきます。
ベーシック数学は、この“数学Ⅰの土台づくり”に特化した映像講座だと考えてよいでしょう。
ベーシックレベル数学Ⅰの構成をざっくり紹介
公式の案内文を、受験生目線でかみ砕いて整理すると、講座は次のような流れで進みます。
■ 4つのステップで「分かる → 使える」へ
- 要点整理(公式・用語の意味の解説)
- Point Pickup(考え方の整理)
- 講義問題(実際の問題で使ってみる)
- 確認問題(復習と定着用の問題)
数学が苦手な生徒でも、
ステップを踏むごとに「なんとなく理解」から「自分で解ける」へ近づいていく
ように設計されています。
映像授業としての「おすすめの使い方」
ここからは、映像授業ナビ視点でのおすすめ活用法です。
同じ講座でも、使い方次第で伸び方がまったく変わります。
① 要点整理のチャプターでは必ず手を動かす
ベーシック数学の要点整理は、穴埋め形式になっている部分が多く、
- 公式の成り立ち
- 用語の定義
- 例題の流れ
などを、講師の説明に合わせて自分の手で完成させていくスタイルです。
ここで「見るだけ」にしてしまうと効果がかなり落ちるので、
- 必ずペンを持って受講する
- 一度止めてでも自分で書いてみる
この2点を徹底したいところです。
② Point Pickupで「なぜそう解くか」を整理する
Point Pickupは、
「この単元で何を意識して解けばいいか」を整理するパート
です。
公式だけ覚えている状態から、
- どの場面でその公式を使うのか
- 解く前にどう式を整理するのか
といった思考の手順を言語化してくれるので、
ここを丁寧に追っておくと、後の講義問題の理解度がかなり変わります。
③ 講義問題は「途中式も含めて真似してみる」
数学が伸びない生徒の多くは、
習った解法を自分で再現する練習が足りません。
講義問題の動画では、
- 解答までのプロセス
- 途中でどんな発想をしているか
が細かく解説されるので、
一度見たあとに
「自分ならどう書くか?」
を意識して、もう一度解き直すのがおすすめです。
④ 後日に必ず「もう一度解く」時間を作る
公式のテキストにも書かれていますが、
復習して初めて本当の意味で身につく
のが数学です。
- 翌日、前日分の講義問題を一度解き直す
- 週末にその週分の確認問題だけまとめて解く
といった形で、“時間を空けた復習”をスケジュールに組み込むと、
入試レベルの問題に取り組むときの土台がかなり強くなります。

ベーシックレベル数学Ⅰが向いている/工夫が必要なタイプ
◎ 向いている高校生
- 数学Ⅰの内容があやふやで、不安を感じている
- 中学数学からつまずいていて、どこから戻ればいいか分からない
- 部活などで忙しく、塾に通う時間が取りにくい
- スマホで短時間ずつ映像授業を進めたい
- いきなり難しい問題集に挑むより、まずは基礎を固めたい
△ そのままでは効果が出にくい高校生
- 復習する習慣がほとんどない
- 動画を流し見してしまい、ノートも取らない
- 受講ペースを自分で管理するのが苦手
こうした場合は、
- 1日何チャプターやるかを先に決める
- 復習日をスケジュール帳に書き込んでしまう
といった工夫を入れると、効果が出やすくなります。
まとめ:数学Ⅰの土台づくりに、映像授業としてかなり有力な選択肢
スタサプ『ベーシックレベル数学Ⅰ』は、
- 数学Ⅰの基礎を意味から理解したい
- 中学〜高1の内容をまとめてやり直したい
- 映像授業で効率よく先取りしたい
という高1・高2にとって、先取り学習・弱点補強の両方に使える映像講座です。
数学の苦手意識は、
- 土台の理解不足
- 復習不足
のどちらか、もしくは両方であることがほとんどです。
ベーシック数学をうまく活用して、
まずは数学Ⅰの地盤をしっかり固めてから、数学Ⅱ・B・Ⅲへ進む。
それが、受験数学で長く戦える力をつくる近道だと考えています。
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