大学受験の学習管理あれこれ / 執筆:元・東進校舎長
「東進って、結局いくらかかるの?」
「月謝制なの?年間いくら見ておけばいい?」
東進ハイスクール・東進衛星予備校を検討しているご家庭から、
最もよく聞かれるのがこの“料金の話”です。
この記事では、東進で約5年間校舎長を務めていた筆者が、
- 東進の料金体系の仕組み
- 通期講座・ユニットのイメージ
- 初期費用(入会金・担任指導費・模試費)
- 入会時に必ず聞いておくべき質問
をできるだけ分かりやすく整理してお伝えします。
東進の授業料は「月謝制」ではなく【年度一括】が基本
まず、多くの方が勘違いしやすいポイントから。
東進の授業料は「月謝制」ではありません。
- 年度単位(在籍期間単位)での一括支払い
- 入学した年度の、翌年2月末までの在籍分をまとめて支払う形
途中解約も制度上は可能ですが、
- 在籍月数に応じて一部返金
- 実際に戻ってくる金額は“ごく一部”というケースが多い
というのが実態です。
そのため、
「とりあえず数ヶ月だけ様子見で…」という入り方には向きません。
東進の授業料はいくらくらい?【通期講座・ユニットの考え方】
東進ハイスクール/東進衛星予備校の授業料は、
どれだけ講座を取るか(取得講座数)
によって大きく変わります。
■ 通期講座の基本イメージ
- 通期講座受講料:1講座あたり 82,500円(税込)
通期講座とは:
- 90分×20回の授業で構成
- 1本の授業あたりに割ると、およそ 4,000円強/90分 程度
バラ売りはされていませんが、
「1本あたりの単価感」を掴むうえでは、こうした見方が分かりやすいです。
■ ユニット受講(まとめ取り)の仕組み
5講座以上をまとめて受講する場合、
「ユニット」 という、いわゆる“まとめ割プラン”が存在します。
ざっくり言うと:
- 通期講座をバラでたくさん取るより
- 「ユニットで一括申し込み」の方が割安になる
という考え方です。
例として、高3生向けユニットの料金イメージはこんな感じです(目安):
- 通期講座数が多い
- 高速マスター講座も含める
- 難関大志望者向けの“プレミアム”な構成
になればなるほど、
年間の授業料が 35万円台〜88万円台 程度まで広がる
というイメージになります。
■ ユニット料金のざっくりイメージ(高3)
※細かいテーブルはここでは割愛し「レンジ感」だけ整理しておきます。
- 通期講座少なめ+高速マスター
→ 35万円台〜40万円台/年 - 標準的な国公立・難関私大志望セット
→ 50万〜60万円台/年 - 難関国公立・医学部志望フル装備
→ 70万〜88万円前後/年
これに、後述する
- 入会金
- 担任指導費
- 模試費用
- 季節講習の追加講座
などが上乗せされる形になります。
東進の初期費用(授業料とは別にかかるお金)
授業料とは別に、
東進では最初にまとまった初期費用が必要になります。
① 入会金
- 金額:33,000円(税込)
- 入塾時に1回だけ支払う費用
② 担任指導費(毎年発生)
担任制度による面談・進路指導などに対する費用です。
学年ごとに金額が変わります。
- 高3・既卒:77,000円(税込)
- 高2:44,000円(税込)
- 高1:44,000円(税込)
毎年かかる費用なので、
「入会時だけだと思っていた…」という勘違いをしないよう要注意です。
③ 模試費用(これも毎年)
各種模試の受験費用も「模試費」として年単位でかかります。
- 高3・既卒:29,700円(税込)
- 高2:14,850円(税込)
- 高1:12,650円(税込)
年度途中の追加料金はかかる? → ほぼ確実に「かかる」と思っておいた方がいい
上で挙げたのはあくまで“基本セット”です。
実際には、入会後に
- 夏期講習講座
- 冬期直前対策講座
- 共通テスト対策の追加講座
- 志望校別の記述対策講座
などを追加で提案されるケースがかなり多いです。
そのため、
「入会時に説明された金額」+「季節講習や直前講座」で
トータル費用が大きく跳ね上がる
というのは、東進あるあるです。
【超重要】入会前に必ず聞いておくべき質問
ここが、元校舎長として一番伝えたいところです。
体験授業や面談の段階で、
必ず以下の質問を校舎長・担当者に投げてください。
質問①
「この提案内容で、●●大学に合格するために必要な講座は“全部”揃っていますか?」
ここでのポイントは、
- 「今の時点で」の話なのか
- 「高3の一年間を通した最終プラン」の話なのか
を曖昧にしないことです。
質問②
「春・夏・秋・冬・直前期に、追加でどんな講座の提案があり得ますか?その場合の料金も含めて教えてください。」
この質問をしておくことで、
- 1年間でどのタイミングに
- どんな追加講座が出てきそうか
- トータルでいくらくらいになりそうか
という**“年間予算の全体像”**がかなりハッキリします。
質問③
「今ご提示いただいた内容を、“1年間トータルの支払額”として金額で教えてください。」
- 「だいたい●十万円くらいですね」
ではなく、 - 「このプランなら、1年間で合計●●万●千円です」
と、具体的な金額で確認することを強くおすすめします。
ここまで確認して初めて、
東進に「入れる」「入れない」を冷静に判断できます。
学習管理メディアとしての視点:料金だけでなく“回収可能性”も考える
「大学受験の学習管理あれこれ」としては、
授業料の“高さそのもの”よりも、
その投資をちゃんと“成績”という形で回収できるか
をセットで考えてほしいと思っています。
同じ金額を払っても、
- 学習計画が曖昧なまま
- 授業を“受けっぱなし”
- 弱点分析も進まない
状態だと、投資対効果はどうしても低くなります。
逆に、
- 東進の授業
- 高速マスター
- 模試
を、しっかり学習管理とセットで活用できれば、
高い授業料も十分に“元を取れる”投資になり得ます。
東進とスタディサプリなどの比較はどう考える?
参考までに、
スタディサプリのような映像授業サービスは
- 月額2,178円(税込)
- 12ヶ月一括なら21,780円(税込/月あたり1,815円程度)
で 全科目見放題 という価格帯です。
東進と比べると、
- 1講座=82,500円
- ユニットで数十万円〜
という構造なので、
「授業料」という観点では完全に別世界です。
そのぶん東進は、
- 難関大レベルまで含めた圧倒的なカリキュラム
- 高速マスター
- 担任制度・校舎の自習環境
などもパッケージされている “総合型の受験予備校” というポジションだと考えると整理しやすいです。
まとめ:東進の授業料は「高い」だけで判断しない
- 東進の授業料は月謝制ではなく年度一括+追加講座が基本。
- 通期講座1つで82,500円、ユニットだと年間35万〜88万円程度が目安
- ここに入会金・担任指導費・模試費・季節講習が上乗せ
- 入会前に「年間トータル金額」と「追加提案の有無」は絶対に確認
- 授業料の高さだけでなく、“学習管理が伴うかどうか”で投資の価値が決まる
東進を検討している方は、
ぜひ体験授業や招待講習のタイミングで、
今日の記事の質問リストをそのまま使って、校舎長にぶつけてみてください。
“なんとなく”ではなく、
数字と計画の両方で納得してから入塾を決められるはずです。
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